ついに実現!国産初のダイレクトプリントアライナー用レジン「DA5」

アライナー矯正市場は成熟期へ──いま、次に求められているもの
マウスピース矯正(アライナー矯正)は、この10年で急速に普及しました。デジタルスキャン、CAD設計、アライナー矯正治療そのものが一般化し、歯科現場ではこれらを「導入するかどうか」ではなく「どう差別化するか」「いかにして選ばれるか」が問われるフェーズに入っています。一方で、現場では長年変わらない課題も残ってきました。
- 製造工程の多さと作業負荷
- 材料ロス・コスト・環境負荷
- 外注コストとタイムラグ
- 治療計画の再現性
アライナー矯正という選択肢がスタンダードになった今、これらをどう解決するかが次の競争軸になっています。

従来製法によって作製されたアライナーが抱える課題
従来のアライナー製法は、歯列模型の作製と熱圧着(ラミネート)によるプロセスが中心でした。この方法は実績がある一方で、つくり方の仕組み上避けられない課題もあります。
模型を介する製法の場合、歯の形状や高さ、成形条件によってアライナーの厚みが決まってしまうため、装着したときのフィット感や矯正力にばらつきが生じやすくなります。治療計画に基づく設計思想をアライナーの形状に投影しにくい状況です。
熱成形の場合には鋳型となる歯列模型や、成形後にトリミングされた端材は廃棄されます。その結果、製造全体で消費される材料のうち、アライナーとして使用されるのはごくわずかでした。
また、工程全体に占める手作業の割合も多い傾向にあり、生産の効率は技術力や手際の良さに依存していました。

ダイレクトプリントという新しい選択肢
こうした前提を根本から見直す考え方が、ダイレクトプリントアライナーです。
ダイレクトプリントは、設計データをそのまま最終製品として造形するアプローチで、“歯列模型の作製”や“シートの熱成形”を介さないため、工程そのものを大幅にシンプルにすることが可能です。
デジタル上で設計・されたアライナーの厚みや形状をより忠実に再現しやすくなります。
これは単なるアライナーの寸法精度の向上ではなく、歯列矯正の方向や力をコントロールしやすくするという価値につながります。
模型レスのプロセスは、材料廃棄の削減と工程短縮を同時に実現します。少人数・短時間でも安定した製造が可能になり、スケールしやすい製造体制を描けるようになります。

最適化された材料の開発
ダイレクトプリントアライナーの実現には、アライナー矯正用途に最適化された材料であるかが重要です。TrueForm Clear Aligner (DA5)は、アライナーに最適なバランスで開発された光硬化性樹脂です。これまでネックになりやすかった
- 矯正力や寸法の安定性
- 製造工程の多さと作業負荷
- 装着時のフィット感や違和感
といった点を、材料レベルから見直すべく配合設計しています。
また、ダイレクトプリントアライナーを語るうえで欠かせないのが、材料そのものの安全性です。
TrueForm Clear Aligner (DA5)は、ISO準拠の生物学的安全性試験をクリアしており、口腔内で長時間使用されることを前提に、安全性にも十分配慮した材料設計がなされています。
マーケットにとって何が変わるのか
TrueForm Clear Aligner (DA5)によるダイレクトプリントアライナーがもたらす価値は多様です。
- 歯科医師にとって
設計意図をアライナーの形状に反映しやすく、治療計画の再現性を高めやすい - 技工・製造現場にとって
工程がシンプルで、人件費を含めた製造コストを減らしやすい - 事業として
廃棄ロス・作業時間を抑えながら、安定した供給体制を構築しやすい
成熟したアライナー矯正市場において、「価格」や「知名度」だけでは差別化が難しくなっています。これからは、「安全性が担保された材料を用い、合理的で再現性の高いプロセスによって、いかに安定して提供できるか」が問われる市場です。ダイレクトプリントアライナーは、この条件をシンプルに満たす非常に分かりやすい選択肢です。TrueForm Clear Aligner (DA5)は、「新しさ」と「信頼性」を両立したアライナーとして、次のアライナー矯正市場における有力なスタンダードになっていきます。




















