3Dプリンターラピッドシェイプユーザーインタビュー(五十嵐歯科室 五十嵐祐二先生)

先日、新宿駅前の五十嵐歯科室様(インビザラインファカルティを務める五十嵐院長の総合歯科医院)へ、機械の1年点検に伺いました。3Dプリンターラピッドシェイプ(Rapidshape)D20+、洗浄機RS wash、二次重合機RS cureをご購入いただいております。今回、五十嵐先生に導入に至った経緯などについて、コメントを頂きました。
五十嵐歯科室 院長 五十嵐祐二先生
URL:https://igarashi-smile.jp/
購入機器:3Dプリンターラピッドシェイプ D20+, RS wash, RS cure
治療の流れの中で、デジタルとアナログが混在している状況でした。数年前から口腔内スキャナーを使っておりましたが、スキャニングで患者様のデジタル印象を取っても、出力ができず、提携先のラボで造形物を作ってもらう以外の方法はありませんでした。ですので、3Dプリンターがあれば、治療の流れをよりデジタルにシフトできるというところがあり、それが検討のきっかけとなりました。
ラピッドシェイプを選んだ理由の一つは、そのコンパクトさです。もともとの作業スペースが広くない上に、機械本体だけでなく、造形物を並べなければならないので、機械の大きさは決め手の一つでした。小スペースでの活用ができていると思います。また、スキャナーのデータから直接模型を3Dプリントできるので、そういった部分のワークフローは良くなりました。ただ、想像以上にメンテナンスや手入れの仕方が繊細ですので、そこが気を付けなければならないところかと思います。
もちろん、製品としての精度も選択基準になりました。ラピッドシェイプを選んだもう一つの大きな理由としては、コアフロント本社が都内にあり、また、我々のクリニックの近くにあるということです。場所が遠いと、機械に何かトラブルがあったときに、いつメンテナンスに来ていただけるのか不安になります。トラブルに関する対応の早さはすごく重要だと思います。コアフロントさんなら早く対応いただけるだろうという安心感があります。
海外製でもっと安い商品もあることにはあるので、検討はしました。ですが、結局サポートをどれだけやってくれるのかというところはやはり選択するうえでの大きな基準になりました。
あとは、機械のデザインでしょうか。機械を置くスペースは、お客様の目に触れる場所にあります。うちのクリニックは白を基調としているのですが、他の製品ですと黒がベースの物が多く、雰囲気的にも調和がとりづらいと感じていました。その点、ラピッドシェイプは、クリニックの雰囲気にマッチしていました。
▲ 点検の様子
3Dプリンターの購入を検討していた際に、展示会でコアフロントさんのブースは見させていただいておりましたが、そのあと本社を訪問させていただいたことが印象深いです。実物を実際に見て、具体的なことを詳しく聞けたことがよかったと思います。
活用法としては、スタディーモデルや診断用ワックスアップ模型としての出力、リテーナー、スプリント、ナイトガード、ホームホワイトニングトレーの製作に使っています。
プロビジョナルやデンチャー、インプラントのガイドを作成したいですね。
貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!
- 投稿者: 石井
- インタビュー, デジタルデンティストリー
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